梶野晴美選手 — 2022世界選手権レポート
まず初めに、日本から応援していただいた皆様、JPRF 代表箱石 様、役員の皆様、住ノ江河野様、石垣様、斎藤様、西播磨小野様、狭間様、学園都市YMCA坂本様、ご協賛を頂きありがとうございました。
いつも身体やトレーニングを見ていただいている、永末様、伯井様、田村様ありがとうございました。沢山の人に支えていただき、今回の挑戦となりました。
練習
8月17日にサンルイスポトシに到着、着いて夕方16時より練習をはじめる。ボールの弾み、スピード感覚が全然合わず、息だけが上がってしまう。だが、それも楽しく今から、世界選手権が始まるワクワク感からはじまりました。練習をして汗を流したせいか、時差ボケは、あまり感じる事が無かったと思います。練習は、3日間、凄く長く感じた3日間でした。疲れが半端なく、選手同士で身体の調整しながら試合へ入っていきました。
ラウンドロビン
試合内容に関しては、私の予選枠は、メキシコのAlexandra Herrera 、ガテマラのGabriela Martinez チリのPaula Mansilla選手で、ここで2勝しないことには、上のトーナメントにはあがれません。試合は11点の5セットマッチラリーポイント制。
1日目vs Alexandra Herrera 9点、2点2点 1セット取りかけるも、走り回され負けてしまう。
2日目VS Gabriela Martinez 8点1点6点 同じような身長、自分がどこまで戦えるのか?ボールを返すも、粘るもスピードが違った。
3日目VS Paula Mansilla 3ー0で勝利、何とかねばりがち、だが上のトーナメントには進めず、本戦迎える、
本選トーナメント
VSエクアドルAna Lucia Sarmientoと対戦0-3。
私のシングルス個人戦の挑戦は、ここで終わりました。
強い選手と対戦しても点数が取れないわけではない。
ただ、何試合もこなす体力と、自分をコントロールする力、環境に対応する力を養わなければ、世界で対応出来ないと感じる大会でした。
ミックスダブルス
予選
vsアルゼンチン 2-3
vsアメリカ 0-3
vsキューバ 棄権
本選トーナメント
VSチリ 0-3
パートナーの河野君のおかげで、かなり楽しくプレーする事が出来ました。
私がボールを取って、宗くんが決める。これがパターンでしたが、女子を狙って攻撃をと考えていても、世界大会の女子は男子並みのショットで、女子にやられることの方が多く、ボールを取ることしかできない事が多々ありました。しかしその中でも、アルゼンチンの試合では、3-2で、かなりせる事ができて、今までには無い精神状態で試合ができ、楽しくプレーする事ができました。アメリカ戦も1セット競っていましたが、ジャッジミスから逆転され負けてしまいました。もっと、追求して練習して臨まなければ、1勝利は難しいと思いましたが、届かないことは無いと思いました。
団体戦
シングルス、シングルス、ダブルスの順で試合があり、2勝したら勝ち
日本女子の一回戦はカナダ戦 0-2
今回1番悔しい試合となりました。ここで、勝利して、ダブルスにバトンを渡したかったのですが、シングルスで負けてしまい、バトンをつなげる事が出来なかった。
本当に悔しくて、本当に申し訳無い思いです。
新しいメンバー
今回、チームJapanとして、初参加の葉梨さんについて
凄く意欲があり、若いと言うのは凄い事で、毎日成長し伸びている感があり、羨ましくありました。私は、同じ部屋で他の選手よりは、多く話をしたと思います。何に対しても前向き、先輩に教えてもらった事を吸収し、目で見た他の選手のプレーを、次は試合で試していた。今回の選手の中で、色んな事を吸収し伸びたのは葉梨選手が1番だったのではないでしょうか。
チームJAPAN
メンバーの試合も皆で応援し、応援され、凄く心強かったです。一球一球に気持ちを込めてプレーしているメンバーの姿を見て熱くなり、チームが、一つになっていたと思います。試合の合間には、食料の買い出しや外食を皆でしたり、時には真剣な話し、たわいもない事で大笑いしたり、素敵なチームJapanでした。メンバー1人1人に支えられて、本当に感謝しています。ありがとうございました。
この大会が決まってから
短い期間でしたが、チームJapanの皆1人1人が色んな思いで、ここまでたどり着いたと思います。その結果、終わった後に色んな思いはあると思いますが、ただ同じ所に向かって準備し、この場所に立てたことに喜びを感じ、一緒に戦えた事、チームJAPANを誇りに思います。そして、この大会、世界を見据えて挑戦する人が1人でも増えてくれることを望んでいます。
文章に書けて無い事が沢山あります。質問等、気軽に声をかけて下さい。よろしくお願いします。
日本代表選手 梶野晴美