世界選手権 2018 レポートVol.4 (蒲原亮生選手)
8月10日から19日までコスタリカで世界選手権が開催されました。コスタリカは平均25度ぐらいでとても涼しかったですが、期間中は雨が多かったです。
直行便がないため片道35時間~40時間以上かけて行かなければならないのはきつかったです。あとコスタリカは標高も高く、ギアボックスのブラックボールが日本のグリーンボール以上にはねるのと、酸素が薄くて、少し動くだけとてもかなりしんどかったです。
今回のメンバーは男子が河野選手(シングルス1番手)、蒲原(シングルス2番手)、清水弘史選手、中野選手(ダブルス)。女子が梶野選手(シングルス1番手)、脇本選手(シングルスとダブルスのダブルエントリー)、佐藤選手(ダブルス)でした。
世界選手権は各グループ4人のリーグ戦を行ない、そこでの順位でトーナメントを決めます。僕はメキシコ、アルゼンチン、スイスの人たちと同じブロックでした。結果は1勝2敗で3位通過でした。
そしてトーナメントが決まり、僕は1回戦でコロンビアの選手とあたり、ストレートで負けてしまいました。
その後、1回戦で負けた人同士のフレンドシップマッチ(参加は自由)があり、そこではインドの選手に勝ち、韓国の選手にタイブレで負けて僕の全ての試合が終わりました。
日本の成績としては、男子ダブルスが地元コスタリカを破り、ベスト8に入りました。
ここからは試合を終えて感じたことを書きます。
世界との差は色々感じましたが、一番感じたのは、他の強豪国は若い選手がどんどん伸びているということです。今回男子シングルスの優勝者はメキシコの22才、女子シングルスの優勝者はグァテマラの19才の人でした。若い選手がどんどん出てきて結果を残しています。日本もジュニアの制度があるので、そこからいかに全日本のトップクラスになるまで続けてもらうかが大事になります。また、自分のように大学の時から始めたとしても遅くはありません。そのまま練習を積み重ねていけば全日本のトップクラスになることは可能でしょう。
競技のすそ野を広げるのはもちろんで、その中でも若い世代が多く占めるようになっていけると日本ももっと強くなるでしょう。
日本はコートがどんどん減ってきてます。が、それに負けず、なんとか若い人にラケットボールを知ってもらい、やり始め、続けていってもらうために、普及活動もしていかないといけないと思いました。
最後にJPRFの方々、選手をサポートしてくれた皆様。今回のような素晴らしい経験をさせてもらえたことに感謝しております。本当にありがとうございました。
個人成績
蒲原亮生 ベスト32
本選 vs Sebastian Franco (COL) 7-15,4-15
予選 vs Rodrigo Montoya (MEX) 4-15,1-15
vs Fernand Kuzbard (ARG) 7-15,2-15
vs Alberto Rojas (SUI) 15-10,15-1