2024年世界選手権 レポート[河野 通宗]NEW
2024年世界選手権INアメリカ・テキサス州サンアントニオレポート
まず初めに、応援して頂きました皆様・平泉監督・代表選手の皆様・JRFの皆様・MUSASHI様・トレーナー永末様・THEBEST様・イートレ福島 伯井様・飯田様・パテントワークス笠井社長様・Global SPORTS &NUTRITION金野社長様・鏑木様・ その他サポートしてくださった皆様、そして快く送り出してくれた家族、本当にありがとうございました。
皆様からの力強い応援が、世界選手権での私の大きな力となりました。
今回行かせて頂きました、サンアントニオの気候は湿度が低くカラッとしていたのですが、日中は40度と日差しを浴びるめちゃくちゃ暑かったです。
今回の試合は11点の5セットマッチのラリーポイント制で3セット先取です。
10-10になると2点差がつくまで試合が行われます。
今回の世界選手権は来年中国・成都で行われるワールドゲームズ2025の予選会も兼ねております。
私はシングルスで試合に参加させて頂きました。
まずは予選グループリーグ戦(4名で総当たり)が行われ各グループ上位2名が決勝トーナメントへ3位4位の選手が下位トーナメントへ進出する試合形式で行われました。
試合はシングルの初戦コロンビア代表のMario Andres Huyke Grabados選手と対戦しました。
初戦は何回経験しても緊張しますね。
緊張などで思うようにショットが打てませんでしたが徐々に緊張も解けてきて
11-9 11-3 12-10の3ゲームストレートで勝ち初戦を勝利する事が出来ました。
予選リーグ2戦目はデンマーク代表のAllan Kristensen選手と対戦しました。
リーグ戦2試合目ということもあり自分のペースで試合を展開できましたが3セット目は相手の粘りで苦戦しましたが、11-3 11-6 12-10の3ゲームストレートで勝利しました。
リーグ戦3戦目はアメリカ代表のDaniel De La Rosa選手と対戦しました。
3-11 7-11 1-11の3ゲームストレートで負けてしまいました。
完敗です。ボールのスピード・正確性・フットワーク・スイングスピード・ポジションニング等全てにおいて1つ上のレベルで素晴らしいプレーを体感しました。
久しぶりにトッププロと試合出来て得たものはあったのですがやはり自分のプレーをさせてもらえないとこんなに悔しいものかと思います。
ダニエル選手はその後、トーナメントを勝ち進み優勝し世界チャンピオンになりました。おめでとうございます。
予選リーグの成績は2勝1敗グループリーグ2位通過で決勝トーナメントへ。
決勝トーナメント初戦はカナダ代表選手Trevor Webb選手と対戦しました。
今回一番燃えた試合になりました。相手のカナダの選手はボールスピードもあり特にサーブがよくエースをたくさん取られました。一進一退の試合でスーパータイブレークまで縺れて8-3とリードしていたのに逆転負けで悔しい敗戦となりました。
11-9 3-11 11-7 4-11 9-11のフルセットの末、敗戦しました。
この敗戦により個人戦は終了になります。
団体戦。
団体戦は国別対抗のチーム戦で行われシングルス1、シングルス2、ダブルスの3試合行われ2勝したチームの勝利になります。
先に2勝すれば最後の試合はありません。
エクアドル戦。
まずは、ダブルスから行われました中野・清水組は健闘したのですが0-3 で敗戦。
次にシングルス2で清水選手が惜しくも0-3で敗戦。
この結果により惜しくもチーム戦敗戦となりました。
私は出番なく団体戦は終わりました。
やはり世界選手権で勝利するのは大変です。
相手選手も国を代表して出場しているので気合いが凄いです。
一瞬でも気を抜くとやられます。
この張り付いた環境でプレー出来た事は今後の経験に非常にプラスになります。
世界のラケットボールは日々進化しています。
年々戦略やボールのスピード等が格段にレベルアップしています。
日本でもジュニアや若手選手の育成が課題であると実感しました
まだまだ自分に足りないところが見つかりこれから克服していきます。
この素晴らしいチームJAPANのメンバーと戦えて自分は誇りに思います。
代表メンバーの皆様ありがとうございました。
今後は若手世代に日本代表選手に興味を持ってもらいバトンタッチしたいと思います。
海外選手との対戦する際に感じた差(プレー等)は肌で感じ説明できると思いますので皆さん遠慮なく聞きに来てくださいね。
世界選手権での貴重な経験を活かし、今後さらに上を目指して挑戦し続けます。
今後とも精進し上を目指し挑戦し続けていきますので皆様応援よろしくお願い致します。
皆様応援・ご支援本当にありがとうございました。
2024年9月吉日
日本代表選手 河野通宗