第11回ワールドゲームズ 大会レポート
第11回ワールドゲームズ 日程: 2022年7月7日〜7月17日 ※ラケットボールは7月10日〜7月13日
7/8 成田を出発
ジュニアの選手とJPRFのスタッフの方のお見送りで背中を押されていざアメリカへ!
成田→ダラス→アラバマ州 バーミングハムへ。
ダラスからバーミングハムで同じ飛行機に同乗していた、新体操の選手団の方が日本からラケットボール代表として1人で渡航している事で色々と気にかけて下さいました。
おかげで、シャトルバス〜会場での受付まで同行してくれました。
到着後は早速コートの様子をチェックしに行きました。メインのガラス張りのポータブルコートはまだ設営中でした。他のコートではアイルランドと韓国の選手が練習をしていました。
ここで見覚えのある選手と会えて少しホットしました!
夜にはサブコートへ軽めの調整練習へ行き身体を慣らしました。日本より標高が高く、ボールが良く弾み感覚をつかむのが難しかったです。
コートにはIRFのスタッフの方も来ていて、日本から一人で参戦していた私にとても親切に声をかけてくださいました。
TWGの大会会場は、選手村であるUAB(アラバマ大学)からシャトルバスで移動できるように準備されていました。ラケットボールの会場はUABの敷地内でしたので、宿泊場所から歩いて10分程の建物に設置されていました。
選手村には食堂があり、朝・昼・晩とメニューの違うバイキング形式の食事が用意されていました。
選手のコンデションに合わせて食事を調整する事ができるのは良かったです。
会場や食堂を利用する際には、QRコードのついたネームカードをつかっていました。
7/9 朝食は韓国チームにご一緒させてもらいました。
お昼からは代表ミーティングに出席。IRFのマジー会長やスタッフの方が重要な部分を翻訳して教えてくださり、とても有難い対応でした。
この日の午後からは調整練習。カナダチームと一緒に練習させてもらい、3ゲーム程身体を動かしました。
センターコートはガラス張りの材質で弾みが違い苦戦しました。海外での試合は色々なコートの違いがあるので、適応力がいるなと感じました。
7/10 いよいよワールドゲームの本線がスタートです!
メキシコ代表で世界No1のPaola Longoria選手と対戦。
US OPENの様に音楽と照明付きの登場の演出もあり、なんだかドキドキしました。
1Set目、Paola選手のサーブの精度に驚きを隠せず・・・。とても正確にコーズをつかれてラリーに持ち込むことが困難でした。何とか1点を取ろう!とフォアハンドで打ち下ろしたピンチショットで1点をもぎ取りました。
2Set目、少しずつサーブに目が慣れてきて身体も反応できるようになってきましたが、依然サーブの精度は変わらず。なんとか返球できる様になっても攻撃までは持ち込ませてもらず。
それでも気持ちを切らさずに強気で振っていく!!と心に決めて果敢に攻め5点!!
3Set目、思い切って作戦変更☆サーブを変えてみたら→前半は良い感じでラリーに持ち込めました。
しかし、相手は世界No.1プレイヤー。対応が早く攻略されて6点。
セットカウント0-3(1-15.5-15.6-15)
今回は日本から一人での参戦だったことで、IRFの配慮によりグアテマラから来ていたスタッフのマリーさんが特別にコーチについてくださいました。良いショットを誉めて声をかけてくれたり、心強くコートに立っている事ができました。
試合後のランチはUSAのコーチとトレーナーの方が一緒に!
良い経験が出来て、勉強になったね。と励ましてくれました。
7/11 試合の翌日はIRFのマジー会長と副会長のユニさん、アイルランドの選手と一緒にランチに行きました。
各国のラケットボールの情報交換を分かりやすい英語で話してくださったので楽しく交流ができました。
この日は他で行われている競技の中から、「インラインホッケー」と「ライフセービング」を観戦しに行きました。やはり日本人の選手が出てくると応援にも熱が入りました。
7/12 帰国前のPCR検査。
検査所の案内や必要書類の用意などを新体操のスタッフの方が一緒に行って下さったおかげで、スムーズにいきました。検査後はユニさんがバーミングハムの観光に連れて行って下さいました。植物園には日本庭園があり日本人のスタッフさんも働いていて、思わず
記念撮影☆
午後からは再び他の競技の試合観戦。IOC(国際オリンピック委員会)会長のバッハさんも会場に来ていて、一緒に写真を撮らせてもらいました。
7/13 ラケットボールの準決勝→決勝を観戦してお勉強。
目の前で世界最強選手のゲームを見て気持ちが高まりました。
今後の目指す所をしっかり見て頭の中にメモを取りました。
7/14 新型コロナウィルス対策の為に検査や必要なアプリの準備を整えて、帰りも新体操の選手団の方にお世話になりながら無事に帰国できました。
今回の一人での渡航に当たりIRFのスタッフの方をはじめ、沢山の方がサポートしてくださいました。
いち選手の為に多くの支えがある事をとても感じました。そのおかげでワールドゲームスを無事に終える事ができました。試合では世界No1プレーヤーと戦えるという、光栄な機会となりとても勉強になりました。
自分の通用した部分、足りなかった部分を分析し、今後の世界選手権・アジアオープンに生かしていきたいと思います。応援・サポート頂きました皆様有難うございました。
レポート: 葉梨 彩子