2022年世界選手権レポート
第21回ラケットボール 世界選手権大会がメキシコ・サンルイスポトシにて開催されました。
8/20〜8/27
サンルイスポトシでの開催は、’94・’00・’22と3回目となります。
標高1800mくらいの所に位置しており、お菓子などの袋はパンパンに膨らんでしまいます。
会場のLAROMA CLUBは、ラケットボールコートが8面、その他の施設としてインドアプール・アウトドアのプール・NBAの選手も使用するバスケットコート・スカッシュコート・トレーニング施設・外のランニングコース・アウトドアのテニスコート・フィギュアスケートの陸の練習場と、とても充実した施設でした。高地の施設の為、オリンピックで活躍した水泳のマイケル・フェルプス選手はこのクラブでトレーニングしていたそうです。
日本チームは8/17に全員お揃いのユニフォームでバッチリきめて、成田を出発。
→ 8/17のお昼にサンルイスポトシ空港に到着。
シャトルバスでホテルに移動し→その日の16時から練習に行きました。
標高の高さと弾むコートもあいまって、ボールのスピード・バウンドに慣れるのに苦戦しました。
ホテル⇆クラブは歩いて3分‼️
とても便利な立地でした。
朝とお昼はクラブにあるカフェテリアで選手やスタッフは無料で食事をとる事が出来るためとても助かりました。
8/17〜19の3日間は練習日。
練習時間以外で近くのスーパーにお水や簡単な食材などの買い出し、洗濯などをして試合の準備を進めていました。
今大会には15ヶ国が出場。
新型コロナウィルスの影響・各国の様々な状況から参加国や人数が少なかったようです。
ARFより日本チームに頂いたユニフォームは、アジアからの参加国が少ない中での参加を讃えてのギフトだったと感じました。
8/21の夜にはARFのCho Wangi会長の計らいもあり、IRFの役員の方とのアジアから参加していた日本・インドの選手との会食がありました。それぞれの国のラケットボールの環境や状況、今後について色々と情報交換をしながら親睦を深められる、とても有意義な時間となりました。
8/20より大会スタート
(新型コロナウィルスの観点から、開会セレモニーは行われませんでした。)
最初に個人戦がスタート。
シングルス/ダブルス/ミックスダブルと、
それぞれラウンドロビン形式で試合が行われます。
ただでさえ球のスピードが速い海外の選手が、標高1800メートルの弾むコートで打ってくるボールに、日本選手は必至にくらいつき1点を獲る大変さを痛感‼️
世界の厚い壁を感じるのと同時に、それが楽しくもありました。
(各日本選手の試合内容等は各選手のレポートよりご確認ください)
個人戦最終結果
<シングルス>
男子
1 Conrrado Moscoso (BOL)
2 Rocky Carson (USA)
3 Andres Acuna (COS)
Rodrigo Montoya (MEX)
女子
1 Paola Longoria (MEX)
2 Gabriela Martinez (GUA)
3 Stefanny Barrios (BOL)
Alexandra Herrera (MEX)
<ダブルス>
男子
1 Alvaro Beltran / Daniel De La Rosa (MEX)
2 Roland Keller / Conrrado Moscoso (BOL)
3 Sam Bredenbeck / Charles Pratt (USA)
Coby Iwaasa / Samuel Murray (CND)
女子
1 Paola Longoria / Samantha Salas Solis (MEX)
2 Natalia Mendez / Valeria Centellas (ARG)
3 Maria Renee Rodriguez / Gabriela Martinez (GUA)
Michele Morissette / Frederique Lambert (CND)
<ミックスダブルス>
1 Rodrigo Montoya/Samantha Salas Solis (MEX)
2 Samuel Murray / Frederique Lambert (CND)
3 Diego Garcia/Valeria Centellas (ARG)
Conrrado Moscoso/Jenny Daza Navia (BOL)
今大会は2010年以来の団体戦が行われました。シングルス×2・ダブルス×1で2勝すればそのチームの勝利となります。
団体戦は個人戦のデータからトーナメントが組まれました。
日本男子はアルゼンチンと対戦
シングルス→×
シングルス→○
ダブルス→×
1-2で敗退。
日本女子はカナダと対戦
シングルス→×
シングルス→×
0−2で敗退。
トーナメント戦のため、2022年のTeam Japanの挑戦はここで終わりとなりました。
<団体戦>
男子
1 MEX
2 CND
女子
1 MEX
2 BOL
ここ数年で各国の顔ぶれもだいぶ変わり、世代交代も少しずつしてきている様に見受けられました。ジュニアからよく指導されていて、トレーニング・戦略とシステムもしっかり構築されている国が多いです。
大会期間中はIRFのスタッフが毎日、時間やコートの管理・公式レフリーと全ての作業を担っていて、選手はとてもスムーズに過ごせていたと思います。
コロナ禍という状況の中で練習が出来た事、大会に参加させて頂けた事、そして沢山の方に応援・サポートして頂けたおかげでこの世界選手権の舞台に立てた事、選手一同感謝しています。
今回のこのメキシコ大会で得た事を、次に繋げていきたいと思います。
ご支援・ご協力・応援頂きました皆さま
本当にありがとうございました
日本代表選手一同