新規大会開催についてご挨拶
この度は国内初となるIRF公認大会JPRF主催「ナショナルダブルス2018全日本選手権大会/年齢別ダブルス選手権大会」を開催することになりました。
JPRF初のダブルス大会は、IOC国際オリンピック委員会加盟組織、IRF(international racquetball federation)公認大会となり、世界選手権の代表選手決定戦でもあります。エントリーを頂いたプレーヤーの皆様は、JPRFが認可する各年齢別の日本ランキングに反映されます。
(※ 参加ペアがなかった場合は空位となり、また参加が1ペアの場合はそのペアが1位となります)ランキングは競技における高いプライオリティーだけではなく、国際大会への代表権、選手のステイタス、指導者を目指す方へは敬称としての証明にもなります。
簡潔な紹介となりますが、JPRFの前身は2001年にRCO(raquetball community organization)としてスタートし、2007年にはIRT-Japan(国際ラケットボール競技団体)、更に2013年にはIRFより公認組織としての認可を承り、国内の基盤確立を担う上でJPRF(一般社団法人日本ラケットボール連盟)へと躍進し、現在に至りました。
ラケットボール競技は1990年代後半を機に著しい低迷を続け、当初は200近くあったコートが現在に至るまでに50程度になり国内プレーヤーの激減を余儀なくされました。
そのような中でJPRFは2013年にIRF国際連盟より加盟組織としての認可を授かり、非常に厳しい中での競技基盤の確立を任されました。
日本の事情をよく理解したIRF国際連盟はJPRFに対して代表選考大会だけを開催し、後は競技基盤の確立に専念することを提示してきました。
「100年続くラケットボール」を目指し、2001年からシンボルとして掲げた『Dreams Come True…』”夢は叶う”のキャッチフレーズを胸に、JPRFの活動は2013年よりスタートします。(Dreams Come True…点々の部分は感謝・感激・感動を意味します)
それから5年の歳月を経て、これまでの45年以上手付かずだった国内の基盤確立を整えると同時に、アジア連盟、韓国連盟、中国連盟との密接な協力関係を築き、アジア全体の底上げに重要な役割を果たすことができました。そして2018年度の課題として上がっていた日本国内での「世界基準の競技大会開催」の実施を検討した末、IRF、ARF、その他、国内外の優秀な競技推進役員のご指導を承り、「小規模」な公式競技大会ならば日本国内でも可能であり、今後の進展を見据えた上で、今がその良きタイミングであると判断し「ナショナルダブルス2018全日本選手権大会/年齢別ダブルス選手権大会」開催の運びとなりました。
国内初となる『世界基準のラケットボール』が2018年を皮切りにスタートします。
現在その開催にまで至りましたが、現時点でのJPRF主催大会が国際基準の公式試合とはいえ、まだまだ国内での浸透が薄く極度に参加者も少ないことが予想されます。しかし参加者の皆様には少しでも充実した時間が過ごせるように特別なプランをご用意しています。
過去の2001年RCO発足、2007年IRT-Japan発足、2012年LPRT-Japan発足、2013年JPRF発足の全てが厳しい状況から始まり、手作業とも言える「ゼロからのスタート」だったことを思い出せば、今大会からスタートする、世界基準のラケットボールが国内に定着するのに時間はかからないと感じています。
2018年度は年齢別ダブルスの他、年齢別シングルスも開催し、一人でも多くの方が世界基準の栄冠を目指して楽しんでいただけたらと思います。
JPRFのコンセプトは2001年より変わらず、『スポーツは平和の祭典』であり老若男女が楽しみながらチャンスを現実にする夢の舞台と信じています。参加する全ての方が、感激と感動を体感していただけることを、スタッフ、役員一同、心から願っております。
JPRF一般社団法人日本ラケットボール連盟 理事
LPRT Japan国際女子ラケットボール競技会 副会長
兼LPRTプロフェッッショナルプレーヤー
大会委員長 佐藤摩以子