レポートVol.5 — 2014 IRFラケットボール世界選手権
2014世界選手権大会に出場させて頂きました佐藤摩以子です。
まず、今回大会の選手派遣および、新しい団体として選手や競技発展に向けて動いて頂きましたJPRFのスタッフの皆様ありがとうございました。そして、ユニフォームの作成にご協力下さいました㈱宇サブロー様、㈱ヒューテック様、個人スポンサーのPKウエスト様、練習パートナーを務めてくださった皆様、応援してくださった皆様にもお礼申し上げます。
今回はシングルスとダブルスにエントリーしました。今大会より色々と形式が変わり、予選でラウンドロビンを行い、その結果から決勝トーナメントに進むというオリンピックフォーマットが採用されました。(私は、両方合わせて13試合+不戦勝1試合でした)
審判はすべてIRFのスタッフがおこない、スコアはiPadを用いて入力しスコアボードに表示されていました。今までは負けた選手が次の審判をしていましたので、とても画期的なシステムでした。
試合は、初戦でアルゼンチン Maria Jose Vargas選手(プロランキング3位)からサービスエースを1試合で18本も奪われる衝撃のスタートでした。(ドライブサーブをダイビングして取ったのは初めてだったかもしれません!)
どの選手もサーブが良く、今回はシングルスでもダブルスでも苦戦したポイントでした。サーブリターンとサーブのレベルアップがこれから世界を目指す日本人選手の課題になると思います。
ダブルスは脇本選手に練習から沢山のことを教えてもらいながら本番に挑みました。勉強になる戦略や、動きのアドバイスは本当に感謝でした。
試合に勝てなかった場合でも、全く手も足も出ないようなことはないので、日本にも「まだまだチャンスはある」と改めて感じました。
(マニアックな展開やポジションなどの話を聞きたい方は直接聞いてください(笑))
2年に1度の世界大会だけでは海外の選手のパワーなどに慣れ、スピードや攻撃パターンを見極め、攻略するのはとても難しいです。年に数回はプロツアーにエントリーして選手のレベルを多少知っていても勝っていくのは厳しいものですが、準備しないで行くのとはやはり違います。
海外のレベルやスピードを体験して課題を持ちかえって備えることはとても大事だと思いました。
目標を世界大会としていないプレーヤーの方々もプロのトッププレーヤーを見たり、海外の選手と一緒にコートに入る事はとてもよい経験になりますのでオススメします!
世界大会は国内トーナメントとは違いプレッシャーや責任もありますが、ラケットボールを通じて海外の選手とプレーできることに感謝し、これからもがんばります。